モティーフ銀座クリニック　美容外科専門医の外崎麻里です。
連日目の下のクマのカウンセリングでたくさんの方にご来院いただいております。

今回はカウンセリングにご来院されるにあたり、注目して聞いてほしいこと、わかってほしいことについてお話しします。

目の下のクマの治療で大事な4つのこと

目の下のクマの治療、当院のカウンセリングでお話しする中で大事なことは4つです。

診断に関する内容として、
Ⅰ「今のクマがどうして目立っているのか？」
Ⅱ「将来的に今のクマはどのように変化していくのか？」

治療に関する内容として、
Ⅲ「注入系で目立たないようにしたいのか、手術で治したいのか」
Ⅳ「手術をするならしっかり治したいのか、ミニマムな治療を望むのか」

の流れでお話しします。
そのうえでその方にあっている施術は何かというお話しをしていきます。

クマの診断について

Ⅰ「今のクマがどうして目立っているのか？」

「自分は何クマ！？ネットには黒とか赤とか青クマとかいろいろあるけど、、、」
インターネットには色々な情報があり、自分が何のクマなのか、よくわからないですよね。

クマが目立つ理由は大体4つ。

▼ふくらみ（目の下の脂肪）によるもの

▼ふくらみがあり、かつふくらみの下に凹みがあり、ハの字の筋のようになっている

▼色クマがある（青紫や茶色）

▼皮膚のたるみがある

実際はこれらの4つが組み合わさっていることも多いです。

厳密に自分が何クマと何クマがあって、、とわかる方はなかなかいらっしゃらないと思います。
こちらは実際にお目元を診察しながらお話しをします。
まず今の現状把握が大事です。医師にしっかり診察してもらい、理解しましょう。

Ⅱ「将来的に今のクマはどのように変化していくのか？」

今現在なんでクマが目立っているのかという流れから、それが将来的にどのように変化していくのか理解しておくことも大事です。
なぜならそれによって「先々のことも含めて治療をしたい」のか、「今現在のクマの問題点のみを解決しておけばよい」のかが変わるためです。

一般的に年を取ることによるクマの変化には、以下のようなものがあります。

☑頬のお肉が口側に下がる（ほうれい線が目立ってくる）
☑ふくらみの下の凹みは深くなり、眼窩脂肪の膨らみ前にでてくる
☑皮膚のたるみは悪化する

実は目の下のクマが悪化するのは、ほうれい線の上のお肉が垂れる、痩せるというのが深く関係しています。
お顔の加齢現象がすでに進行している場合は目の下のクマから頬にかけてアプローチが必要な場合があります。

クマの治療について

現在お悩みのクマがどの程度なのかにもよりますが、施術を受けるご本人がどの程度の身体への負担をもって治療をしたいのかということを大まかに決める必要があります。

Ⅲ「注入系で目立たないようにしたいのか、手術で治したいのか」

できる限り負担のないものであれば、注入系がメインの治療になるでしょう。
注入系で目立たないようにみせるようであれば、当院での選択は以下のようになります。

☑ヒアルロン酸：目の下の凹凸を改善
☑糸リフト：頬の下垂を改善させてクマを改善
☑炭酸ガスフラクショナルレーザー：目の下のくま表面のたるみの改善
☑スネコス・幹細胞上清液：皮膚のハリ感・青クマ改善

これらの治療を単体だったり、複合的にご案内する場合があります。
それぞれのダウンタイムもあるので、それに応じて相談していく必要があります。

Ⅳ「手術をするならしっかり治したいのか、ミニマムな治療を望むのか」

手術をすると大まかに決めているのであれば、今現在のクマの状態を知ったうえで、どこまでを治したいのかということを決めていく必要があります。

ご本人が若返り効果が高いものを求めるのか、それとも若返り効果はそこそこだがひとまずミニマムな治療を希望するかによります。
若返り効果が高い＝侵襲が大きいので回復期間（いわゆるダウンタイム）も長くなります。
その一方で、若返り効果が高いということは効果の持続がよいということにもなります。

例えば「先生、私は脱脂だけじゃだめですか？」といった質問を受けても、何をもってダメと判断するのはあくまで患者さんです。
医師は見込まれる結果についてお話しをしますが、ご自身の抱えているお悩みが解決できるかどうかは、ご自身で判断するのが大事だと思います。

「患者さん自身が、手術の違いをしっかり知ったうえで」選ぶ。
「選ぶ手術によって結果がどのように違ってくるのかを理解したうえで」選ぶ。
のと、
「先生がこの施術だけでいいって言ったから」という理由で選ぶのとでは、大きな違いがあります。

最後に

よく患者さんに言われる事があります。

「カウンセリング周りをしていて、クリニックごとに言われる事が違う。。。何を信じたらよいのだろう？」

自分に最適な治療法はなんだろう？と考えてしまうと思います。
それぞれの先生が色々な考えや経験をもって治療されていると思います。
それぞれの治療には利点とリスクがあります。

私は患者さんのこのような問いに対してはいつもこのように答えています。
「目の下のクマは緊急で治療しなければならないものではありません。」
何かが気になって踏み出せないのであれば、それは施術を受けるタイミングではないのかもしれません。
焦って決める必要はないです。

クリニックは複数回って、色々な先生の話を聞いて、比較しながらじっくり決めるのがよいです。

今回お伝えしたⅠ～Ⅳの内容を初めて対面のカウンセリングで話をしても、一度にすべてを理解して納得することは到底難しいことだと思います。
当院では一度ご来院されてカウンセリングをされた方でも、気になることがある方は再度無料カウンセリングを行っております。

お読みいただきありがとうございました。