モティーフ銀座クリニック、美容外科専門医の外崎麻里です。
二重埋没法を決めるポイントの一つ、「糸玉がどこにくるか」についてお話ししたいと思います。
皮膚側と結膜側どちらに糸玉を埋没させるか
埋没法の由来は、「糸玉を埋没させる」ということからきておりますが、皮膚側(表留め)または結膜側(裏留め)のどちらに糸玉を埋没させるかによって方法が変わってきます。
結論から申しますと「皮膚側に糸玉を持ってくる方がシンプルである」ということがあげられると思います。
やはり埋没法というのは、糸で作る二重なので取れる可能性があるというのも事実。
5年から10年でまぶたの皮膚はたるむので幅は確実に狭くなります。
過去に二重埋没を施術したことがあっても年数があってまた希望される方はかなり多いです。つまり二重埋没法を一生において複数回うけるとしたら、施術方法はできる限りシンプルなほうがよいでしょう。
皮膚側埋没(表留め)のメリットとデメリット
皮膚側埋没の場合のメリットは
「糸玉が見つけやすく抜糸がしやすい」また、「まぶたがごろつく可能性が低い」ということがあげられます。
一方でデメリットは
「糸のぽこつきや糸が透ける可能性がある」
「埋没するために作った傷口が人によっては残る場合がある」ということがあげられます。
結膜側埋没(裏留め)のメリットとデメリット
結膜側に結紮する場合はどうでしょう?
最大のメリットは「ダウンタイムを減らすこと」ができるということ。
二重埋没法を受けるにあたって、周りにばれずらいことに重きを置く方もいらっしゃいます。
そういう方には、傷口が瞼表面に一切できず、糸のぽこつきや糸が透ける可能性がない、ということが、ある程度ニーズがあるのも確かだと思います。
デメリットは抜糸のしずらさがあげられます。
二重埋没法を抜糸する必要の可能性があるのは以下のタイミング。
☑幅を狭くしたい
☑二重自体が嫌で元に戻したい。
私は、私が施術した結膜側に埋没させている二重は確実に抜糸ができますが、患者様がお引越しした場合や遠方の場合は通っていただくこと自体が難しい場合がございます。
メリットデメリットをしっかりと見極めて、術式を決めましょう。
ちなみに私の推しはモティーフクロス(皮膚側埋没の線留め挙筋法)です!