皆さんこんにちは。モティーフ銀座クリニックの外崎麻里です。
今回は、カウンセリングでよく聞かれる「クマ治療後の再発」についてです。
結論から言いますと、クマは再発します。
完全に元の状態に戻ってしまうわけではありませんが、時間の経過によって徐々に現れてきます。
手術で大変な思いをし、ダウンタイムも乗り切ったわけですから、またクマができるなんて考えられないですよね、、、、。
ただ、ご安心ください。
大事なポイントを2つをおさえていれば、クマ取り手術後の再発をできる限り遅くすることができます。
私は年間1000件の目元施術を行なっておりますので、その経験も踏まえて解説いたします。
ポイント① 再発しづらい方法を選ぶこと
クマ取り手術の方法によって再発率が異なります。
一般的に再発しづらい方法はティアートラフという靭帯の構造を根本的に治すことができる表ハムラ法や裏ハムラ法です。
一方で経結膜脱脂手術はクマ取り手術の中では再発しやすい施術になると思います。
なぜなら、眼窩脂肪の膨らみのみを改善させる施術のため、将来的にはティアートラフ靭帯の悪目立ちがしやすく、凹みグマとして再認識しやすいためです。
実際にハムラ法は再発しないのか?
それでは、裏ハムラ法・表ハムラ法の直後から1年後、2年後にかけての長期経過について解説していきます。
当院に長く通っていただいている患者様のご厚意で写真を取ることができました。
ありがとうございました。
▼裏ハムラ法の1年後
施術前
目の下のふくらみが強めのクマでした。軽度のへこみがあり、根本的に治すことを希望されましたので裏ハムラ法を選択しました。
施術3ヶ月後
仕上がりです。涙袋がはっきりしました。目の下の膨らみと、影っぽさも改善されています。
施術1年後
経過観察にきていただきました。涙袋ははっきりしていて、膨らみの再発はありません。
経過を並べました。
▼裏ハムラ法の2年後
施術前
膨らみと凹み、赤クマがありました。裏ハムラ法を行いました。
施術3ヶ月後
仕上がりです。狙っていた通りの目の下から頬にかけての輪郭ができました。
施術2年後
斜めから見ても膨らみの再発はありません。
経過を並べました。
▼表ハムラ法1年後
施術前
膨らみと凹み、皮膚と筋肉のたるみがありましたので、トータルで改善することができる表ハムラ法を選択しました。
施術3ヶ月後
概ね仕上がりです。かなり若返りました。
施術1年後
膨らみやたるみの再発はありません。概ね維持されていると思います。
経過を並べました。
ポイント② クマトリ手術後の具体的なメンテナンス方法とは?
まずは、頬のお肉部分を高い位置に保っておくような施術を定期的に行います。
ハイフやニードルRF、中顔面の糸リフトが効果的です。
クマの加齢変化はまず最初に頬のお肉部分が内中方向に移動し、ほうれい線が深くなります。
さらにティアートラフという靭帯のボリューム感がなくなります。
これらの変化を食い止めるためにメンテナンスを行います。1ヶ月の美容にかけたい費用を見ながら、計画をたてましょう。
加えて、目の下の皮膚、真皮に定期的にコラーゲンやハリを持たせるような施術を行います。
新たに眼窩脂肪の膨らみがでないよう防波堤をしっかりさせてあげるのです。
当院でおすすめしている治療は、
☑炭酸ガスフラクショナルレーザー
☑幹細胞上清液注入
☑ニードルRF
です。
いずれも肌を育てていきながら、肌弾力を強く保っていくような治療です。
1〜3か月に1回程度メンテナンスとして行っていただけるとよいです。
クマが再発するメカニズム
ファイナルアンサーは「医師選び」だった!
本当にその方にあった手術を行い、適切なメンテナンスをしていけば、その部位の加齢変化をできる限り遅くすることができると前記しましたが、「何の施術を受けるか」よりも「誰の施術を受けるのか?」の方が重要なんです。
つまり大事なことは「医師選び」なんですね。
私が考える医師選びのポイントは、施術する医師に治療の引き出しがいくつもあること。
患者様の予算やゴールに合ったメンテナンスの提案ができること。
クマ取り治療のカウンセリング相談に行かれた際には、その医師と「中長期的にお付き合いができるのか」を想像してみてください。
私が美容医療で大事に思っていることは「細く、長く続けること」
患者様が、無理なく、長くメンテナンスができ、よりよいアンチエイジングに寄り添いたいと思っております。