モティーフ銀座クリニック、美容外科専門医の外崎麻里です。
涙袋を作るにはヒアルロン酸注入が主流です。手軽でよい治療ですが、「膨らみすぎた」「ボコついた」など不自然な結果に終わってしまった方もいらっしゃるかと思います。
実は、手術で涙袋を作る方法がありますので解説していきます。
涙袋ヒアルロン酸で失敗!?
涙袋ヒアルロン酸はダウンタイムが少なく、手軽な治療です。
残念ながら涙袋ヒアルロン酸で望むような結果がでなかった方もいらっしゃると思います。
皮膚が薄い人→ヒアルロン酸が透けたり、ボコついたりする
目の下のクマがある人→ヒアルロン酸が涙袋を超えて広がってしまう
といったように、涙袋ヒアルロン酸では望む結果がでないリスクがあります。
また、涙袋ヒアルロン酸は意外にも年数が経っても溶けずに残りやすくなっています。
その場にずっととどまるということは、涙袋部分の皮膚がたるむという心配があります。
手術で涙袋が作れる?
ヒアルロン酸注入によるリスクが心配な方は、涙袋を手術で作るというのも一つの選択肢です。
今回のモニター様は外科的に涙袋を作りました。
目の裏の結膜(あっかんべーの部分)を切開して涙袋の高まりの下に窪みを作るように筋肉と靭帯の調整を行い、縫合固定をしております。
担当医 | 外崎 麻里 |
---|---|
施術費用 | 330,000円(モニター料金 264,000円) |
リスク・副作用 | 腫れ・内出血・左右差・感染・結膜下出血・拘縮・後戻り・表面シワの悪化・予想以上に効果の実感が得られないことがあります |
こちらのモニター様は過去の目の下のふくらみ取りの修正も行いましたので、通常よりも内出血や腫れが多くでております。
写真を参考にしてください。
若見えの秘密は涙袋にあり!
加齢とともにクマが目立つに伴って、涙袋は目立たなくなり、お顔の立体感は無くなっていきます。
「この人何歳なの!すごく若くてきれい。」といわれる芸能人やモデルさん方々のお顔には大体涙袋があります。
涙袋があるメリットは、
- デカ目効果がある
- 目元の若々しさを演出
- 中顔面が短く見える。
ということがあげられます。
実年齢より若く見えるポイントの1つは涙袋にあるといってよいでしょう。
涙袋あるなしの個人差は皮下脂肪と筋肉にあり!
私は涙袋が大好き。若返りを伴う目元手術ではこだわりたい部分の一つです。
そもそも涙袋は何でできているのというと、眼輪筋の肥厚、眼輪筋の収縮によると考えられています。
ある論文によれば、涙袋というのは笑ったときに膨らむのではなく、実は膨らみの下が筋肉の収縮によって締まって凹むために相対的に膨らんだように見えるそうです。
また、涙袋あるなしの個人差は、目の下の皮下脂肪の量も大きく関わります。涙袋が出やすい人というのは目の下の皮下脂肪が少ない人。逆に目の下の皮下脂肪が多い人は涙袋が目立たない人、ということになります。
その他にはクマのせいや逆さまつ毛により涙袋が目立たない場合があります。
その場合は原因にあった治療を優先することがおすすめです。
以上、手術で涙袋を作る方法についてご紹介しました。
適応に関してはカウンセリングでご相談ください。